正面の扉を開ける(本当に開けるか確認を)
あなたはこの扉を開けた。
部屋を開けた瞬間、部屋の中が今までの部屋よりも広いような印象を受けた。
よくよく見ると、部屋の部屋は薄暗いが火のついた蝋燭が乗った燭台がいくつか置かれていることと、部屋の壁が鏡張りになっていることで空間が広いと錯覚したようだ。
実際の空間は今までの部屋と同じくらいの広さのようだ。
蝋燭の灯りと鏡の反射で部屋はぼんやり照らされており、探索に支障はないようだ。
部屋の奥は祭壇のようなつくりになっていた。
段差があり、段差の上には立方体の台が置かれている。
そしてその台の上に、あなたが探している人形の左腕が載せられていた。
探索可能箇所は
- 部屋全体
- 燭台
- 祭壇
KPメモ
扉の二者択一は、こちらが正しく『存在している部屋』でした。
探索はもう少し。
頑張ってくださいね。待ってるよ。
部屋全体(目星)
(目星)
部屋全体は薄暗いが、何かが落ちているということもない。
また、部屋の壁面の鏡を固いもので叩いてみたが、割れる気配はない。
蝋燭、燭台
(目星)
部屋の奥への通路を作るかのように、燭台が左右各3本立っている。
どの燭台にも蝋が溶けて固まったような跡はない。
どの蝋燭にも、火に近いところの蝋が溶けて流れ落ちたような跡はない。
まるで、丁度ついさっき火をつけたばかりのように燃えている。
祭壇
段差を上がると、段差上に立方体の台が置かれており、その上に小さな人形の左腕が乗っている。
それは腕を祀っているようにも、腕を捧げているようにも見えた。
台の前に立つと、眼前の鏡には背後からの蝋燭に照らされた探索者が映っている。
腕を取りますか?▼
はい
いいえ
▼いいえの場合
腕を取りますか?▼
はい
いいえ(他の場所を探索する)
▼はい
腕を手に取る。
ほとんど重さを感じない小さな腕は、今探索者の腕の中にある。
さあ、すべてのパーツが集まった。あとは少年の部屋に戻るだけだ
と顔を上げると、眼前の鏡に目が吸い寄せられた。
鏡の中、部屋の入り口付近に誰かが立っている。
炎の橙に照らされて正確な色はわかりにくいがおそらく白いブラウスに灰色のスカートを着て、長い髪の毛とうつむく角度でその表情は見えない。
女、だろうか。
鏡から目を離せない。
瞬きをしたら次の瞬間には背後にいるのではという想像をしてしまい、目を閉じることすら恐ろしい。
恐ろしさに息を呑み、すがるように手の中の人形の腕をぎゅっと握りしめた。その時、
「お前も邪魔をするのか」
と地の底から響くような声がした。
そして一歩、一歩と探索者に向かって女が歩いてくるのが見えた。
振り返りますか?▼
・振り返る
・女が歩いて来るのを鏡越しに見続ける(何もしない)
▼振り返る
バッと背後を振り返る。
女はいなかった。
安堵したあなたが首を戻すと、目の前の鏡から女の上半身が生えているのが見えた。
女はそのまま体全体を鏡の外に出そうと蠢いている。
SANチェック 1/1d3。
逃げなければマズい。そう直感したあなたは踵を返して駆け出すのだった。(おいかけっこへ)
▼女が歩いて来るのを鏡越しに見続ける(何もしない)
女がゆっくりと歩いてくる。
2m…1m…距離を詰めてくるのから目が逸らせない。
眼球が乾燥していても、瞬きをするその一瞬目を離してしまうことが恐ろしい。
背後に立った、
その瞬間、女が消えた。
いったいどこへ、とあなたが考えていると次の瞬間に鏡の中の台に女が乗り上げ、鏡面に向かって手を伸ばしているのが見えた。
そしてその手は、鏡面に弾かれることなく鏡の外へと出てくる。
腕が、頭が、上半身が、ゆっくりと鏡の中から出てくる。
ここから逃げなければ!
あなたは弾かれたように部屋の入口へ駆け出すのだった。(おいかけっこへ)
おいかけっこ
この女にここで捕まってはいけない。本能でそう感じた探索者は最初の部屋へ駆け戻ることにした。
- (少年に部屋について尋ねていた場合の追記テキスト)
- 少年は最初の部屋を「僕の部屋」、他の部屋は「僕の部屋ではない」と表現していた。
つまり、空間の主は最初の部屋が『少年』、この部屋を含めた他の部屋がこの女である可能性がある。
こちらへ友好的でない女が空間の主である以上、攻撃は愚策であるように感じられた。
1の部屋までの2部屋、女(DEX10)とDEX対抗。(何ならDEXは3d6で決めてよい)
現在の部屋では女が鏡から抜け出すのに時間がかかるため、女のDEXは7とする。
DEX7、10と各1回ずつ対抗。
成功:無事次の部屋に進める。
失敗:女に追いつかれ攻撃をされる。HP-1。HPが尽きていなければ再度DEX対抗ロール。
2回DEX対抗に成功したら最初の部屋へ到着する。